【2021年版】オンライン商談ツールまとめ16選!無料版〜有料版まで徹底比較

【2021年版】オンライン商談ツールまとめ16選!無料版〜有料版まで徹底比較

オンライン商談ツールの導入が急速に広がっています。足での営業からWebでの営業に切り替わる今、どのようなツールがあるかを知り、すぐに比較検討していくことが求められます。無料版でも機能は十分なものが多いですが、国内版やサポートなどが手厚い有料版についてもまとめています。

ちょっと前まではクライアント先に訪問していたけど、今はWebで打合せすることが多くなったな〜

そうだね。
オンライン商談のツールはかなり増えてきているから取り残されないようにキャッチアップしておこう!

目次

オンライン商談ツールとは何か?

オンライン商談ツールとは外出しなくても、Web上で打合せができるツールのことです。これまでは直接訪問することが当たり前ですが、コロナをきっかけに対面ではなく、オンライン上での商談へとシフトしています。

近しいツールとしてWeb会議ツールがあります。機能としては大体同じですが、社内向けに利用しやすいような設計がされています。外部企業との打ち合わせではなく、社内での会議の方が多い場合は【2021年版】リモートワークに必須なWeb会議ツールまとめ!無料版から試してみようの記事も参考にしてみてください。

65%の企業ははオンライン商談を導入済み

20年10月にエンジャパンが実施した「「オンライン商談」実態調査」によると65%の企業がオンライン商談を導入していることが分かります。

業種別の結果を見ると「IT・インターネット関連」の企業ではなんと92%が導入していると回答しています。

導入することによる5つの効果・メリット

オンライン商談を導入することで、移動時間や経費の削減だけでなく、オンライン商談ならではの効果やメリットも得ることができます。

1.1人あたりの商談数が数倍の増加

オンライン商談を導入することで、移動時間を削減することができるため、1日の商談数を増加させることができます。本来は30分〜1hの移動時間がなくなるため、2倍以上に商談数を増やしていくことが無理なく可能となります。

2.営業エリアが一気に全国展開へ

オンライン商談のメリットとして、これまで物理的に限定されていたエリア制限がなくなります。問合せがきても、自分のエリア対象外の場合はなかなか商談を実施することも困難でしたが、オンライン商談なら話は別です。これまでのように各地の拠点を立ち上げる必要もなく、自宅から全国各地の企業と商談を実施することができます。

3.移動時間が減り、提案活動に集中できる

営業担当者は1日の大半を移動で使っています。途中で作業をするにしても、なかなか作業場所がない場合は、資料作成なども時間を使うことができないため、基本は帰社後に行っていました。しかし、オンライン商談の場合は、移動時間がなくなり、商談数を増やせるだけではなく、作業時間も合わせて確保することができます。

4.トップセールスマンの商談を分析できる

これまではトップセールスマンの商談はロープレや同席することでしか学ぶ機会はありませんでした。しかしオンライン商談の場合は、レコーディング機能があるツールであれば、チームメンバーにその商談記録を共有することができるため、トップセールスマンの商談を細かく分析して学ぶことができます。

5.同席メンバーの調整がより手軽に

訪問するアポイントの場合は、同席者は前後の移動時間なども含めて調整が必要なため、気軽に同席依頼などができませんでした。オンライン商談の場合は、移動時間が発生しないだけでなく、会議室などの調整も不要なため、必要な人数だけ気軽に調整することができるようになりました。

オンライン商談を導入する際は、合わせてコミュニケーションツールも一新できると、より使い勝手が増します。これまでは電話やメールでの利用が多かった企業の場合は、この機会にビジネスチャットの導入も検討してみることをオススメします。詳しくはSlackとTeamsどっちが良い?【徹底解説】ビジネスチャットの比較と選び方!でまとめていますので、参考にしてみてください。

また、そもそもコミュニケーションツールって何のこと?という方はDXを目指すならまずはコミュニケーションツールから!おすすめ16選を紹介!の記事も参考にしてみてください。メールや電話に代わりより効率よく業務を進めるために作成されたツールなので、業務効率をかなり向上させることができます。

導入する上で気をつけるポイント

導入する上で、いくつか見ておくべきポイントがありますので、比較の際はこちらに注目してみると良いでしょう。

  1. セキュリティはしっかりしているか?
  2. レコーディング機能は付いているか?
  3. チャット機能はついているか?
  4. 大人数は何人まで対応可能か?
  5. ミーティングの制限時間はあるか?
  6. 画面の共有はできるか?
  7. 通信速度は問題ないか?
  8. ビデオで背景をカスタマイズできるか?

オンライン商談を組織に根付かせる3つのポイント

せっかく導入してもオンライン商談を使わないと効果がでないですよね。それではどのような工夫で組織に根付かせることができるのでしょうか?

1.まずは社内MTGをオンラインにして強制的に利用する機会を増やす

使わない大きな理由の1つが、「そもそも使い方がわからない」といったケースが多いです。利用する機会が多くなれば、使い方もマスターし、便利さに気づいて積極的に利用する社員が増えることが多いようです。

2.オンラインの成功事例や効率化事例をどんどんPRしていく

社員の中でベストプラクティスを生み出す文化を作っていくと、より効率化された使い方が生まれるため、色々と機能を試してみようという意識が芽生えやすくなります。背景画像を名刺代わりに作ってみた、オンライン商談用に資料の格子を変えてみたなど色々な取り組みを評価し、社内にPRしていきましょう。

3.リモート勤務日を導入してみる

出社日を制限することで、オンライン商談の利用率向上を図ることもできます。感染予防対策としてリモートを取り入れている企業も多いため、会社の週間として週2-3日はリモートにしてみるといったことも有効です。

オンライン商談ならではの活用方法3選!

オンライン商談は最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れるとかなり便利です。おすすめの活用方法を3つ紹介します。

1.背景画像を名刺代わりにしてみる

直接の名刺交換ができないため、オンライン商談だと自分の名前を伝える機会が少ないです。覚えてもらいやすいように背景画像として設定するという手段が効果的です。パワーポイントなどでも作成することもできますが、専用の無料ツールなどもあるようですので、参考にしてみてください。

詳しくはオンライン名刺とは?テレビ会議で役立つ新たな名刺交換ツールを紹介!の記事にまとめています。

2.資料に動画などの映像コンテンツを入れてみる

今までの紙媒体の資料では、実際に操作しているデモ映像や音楽などを共有することはできませんでした。オンライン商談では、手元の画面を共有しながら商談をすることが可能なため、オンライン商談用として映像コンテンツを資料の中に埋め込んで、より相手の理解度を高めるということが有効です。

3.チャット機能で話の途中や大人数でも質問を受け付ける

大規模な人数での商談となると、それぞれ確認点が発生したときに質問しづらかったり、なかなか質問の機会すら回ってこなかったりということがあります。その場で気になったポイントはすぐにチャットを使って質問をすることができるということが特徴です。例えその場で回答する時間がなかったとしても、チャットテキストはオンライン商談後にダウンロードすることが出来るため、後から質問だけメールなどで返答するということも可能です。

やったら恥ずかしい!オンライン商談でのあるある注意点

便利なオンライン商談ですが、慣れるまではいろいろと注意が必要です。操作によってはみられてはいけない資料を共有してしまう可能性もありますので、操作方法は練習しておくとベストです。

あるあるの失敗〜画面共有編〜

最初に失敗しがちなあるあるをまとめてみました。特に画面共有はどの画面が共有されているかがわかりづらかったりするため、最初に練習しておくことをお勧めします。

  • 手元のメモ帳でみられたくないメモや汚い議事録が共有されてしまった
  • デスクトップ画面に資料が多く保存されており、見栄えが悪かった
  • 恥ずかしいデスクトップ画面が共有された
  • 競合の資料を手元に開いたままで誤って共有してしまった
  • 同僚からのメッセージ通知がポンポン来て画面共有されていた

あるあるの失敗〜通信環境編〜

自宅で初めてリモートをする場合など、これまでは気にならなかった通信速度が大きく影響してくるケースがあります。

  • ビデオで自分だけ変な顔のままでフリーズしてしまった
  • 音声でタイムラグが発生してしまい、会話がスムーズにできなかった
  • 画面共有したらずっとクルクルしたままでぎこちない印象になってしまった
  • イヤホンの不調で相手の音声が聞こえず、結局電話も繋いだままオンライン商談を行った
  • ワイヤレスイヤホンの充電が途中で切れてしまった

あるあるの失敗〜商談中編〜

自分が主催でない場合も恥ずかしい経験をしないように注意が必要です。

  • ビデオがオンになっているとは知らずに汚い部屋が見られてしまった
  • 音声がミュートにできておらず、自分の話し声や周りの話し声が聞こえてしまっていた

確かにこれやっちゃうと恥ずかしいですよね><

そうだね、特に大事な商談の前は失敗しないように予めリハーサルで練習しておくとよいね!

オンライン商談でおすすめのツール16選!

オンライン商談ツールも無料で利用できるものから有料版まで幅広く存在しています。まずは無料版から使ってみて、気になるものがあれば、有料版を検討していくという方法も良いかもしれません。

有料版のオンライン商談ツール8選!

まずは有料版のものからいくつかまとめてみました。

bellFace(ベルフェイス)

bellface
サービス名bellFace(ベルフェイス)
URLhttps://bell-face.com/
種類Web会議ツール
特徴電話を使った、オンライン営業に特化した国内シェアNo.1のシステムです
登録企業1,200社以上
期待できる効果初対面でメールアドレスを知らない場合や、
相手の方がインターネットに不慣れな場合にも無理なくスタートすることが可能
無料トライアルなし
月額非公開
備考

B-Room (ブルーム)

b-room
サービス名B-Room (ブルーム)
URLhttps://www.broom-online.jp/
種類Web会議ツール
特徴インターネットブラウザだけを使って
対面と変わらない打ち合わせができる、インストール不要のWebサービス
登録企業700社以上
期待できる効果人を採用しなくても
商談数が3~4倍に増加します
無料トライアルなし
月額35,000円/月〜
備考※1ルームあたり

ビデオトーク

videotalk
サービス名ビデオトーク
URLhttps://www.nttcoms.com/service/videotalk/
種類Web会議ツール
特徴携帯電話番号に会議URLをSMS送信するだけでビデオ通話スタート。
電話番号だから、誰とでも繋がることができます。
登録企業非公開
期待できる効果スマホでも利用が可能なため、toC向けの問合せとしても対応が可能
無料トライアルあり ※2週間
月額12,000円~
備考※1セッションあたり

はなスポット

hanaspot
サービス名はなスポット
URLhttps://www.nttpc.co.jp/service/hanaspot/
種類Web会議ツール
特徴「対面を超える顧客体験」を実現する、商談に特化したオンライン商談(会議)システム
登録企業非公開
期待できる効果専用アプリ不要でインターネットブラウザー上だけで簡単に接続でき、
オンラインだからこそできる多彩な商談機能で企業の円滑な営業活動をサポートします
無料トライアル非公開
月額非公開
備考

ミータスルーム

mi-tus-room
サービス名ミータスルーム
URLhttps://meetasroom.com/
種類Web会議ツール
特徴機密性を確保しながら、手間なく
誰でも安全にオンラインを開始できます
登録企業非公開
期待できる効果エンドツーエンドの暗号化で
全ての通信の
機密性が確保されます
無料トライアル非公開
月額2,000円/月〜
備考※1人あたり

SHOWBY (ショーバイ)

showby
サービス名SHOWBY (ショーバイ)
URLhttps://www.showby.cloud/detail/
種類Web会議ツール
特徴クラウド型Web商談ツール
登録企業非公開
期待できる効果通常のWeb商談ツールに比べて背景や名刺交換機能などカスタマイズできる点が豊富
無料トライアルあり ※90日間
月額5,500円/月〜
備考※1部屋あたり

VCRM(ブイシーアールエム)

vcrm
サービス名VCRM(ブイシーアールエム
URLhttps://ksj.co.jp/vcrm/
種類Web会議ツール
特徴誰とでも繋がるオンライン商談ツール
登録企業非公開
期待できる効果画面の共有ではなく、資料自体を共有することが可能
無料トライアルあり ※10日間
月額5,000円/月~
備考※1ルームあたり

V-CUBE ミーティング

v-cube
サービス名V-CUBE ミーティング
URLhttps://jp.vcube.com/service/meeting
種類Web会議ツール
特徴安心・安全・高品質のクラウド型
Web会議(ウェブ会議)サービス
登録企業非公開
期待できる効果・意思決定の迅速化
・コミュニケーションの活性化
・移動時間やコストの削減
無料トライアル非公開
月額非公開
備考

無料版のオンライン商談ツール8選!

Zoom (ズーム)

zoom
サービス名Zoom (ズーム)
URLhttps://zoom.us/jp-jp/meetings.html
種類Web会議ツール
特徴あらゆるデバイスでビデオミーティングとチャットを簡単に
登録企業43万社以上※20年12月時点
期待できる効果・移動時間や費用の削減
・レコーディングによる議事録補助
・大人数でもストレスフリーな会議
・背景のカスタマイズが可能
無料トライアルあり
月額無料〜
備考有料プランは20,100円/年〜

Microsoft Teams (マイクロソフト チームズ)

teams
サービス名Microsoft Teams (マイクロソフト チームズ)
URLhttps://bit.ly/3ejTj8V
種類コミュニケーションツール
特徴仕事、学校、家庭。すべてのみなさまに。
登録企業50万社以上
期待できる効果・チャット、通話、ビデオでのコミュニケーション活性化
・ドキュメント、写真、ビデオ、チャット履歴、会議ノートでの作業効率化
無料トライアルあり
月額無料〜
備考有料版は540円/月〜

Skype Meet Now (スカイプミートナウ)

skype
サービス名Skype Meet Now (スカイプミートナウ)
URLhttps://www.skype.com/ja/free-conference-call/
種類Web会議ツール
特徴リンクを作成し、通話に参加してもらいたい人と共有するだけという簡単さ
登録企業非公開
期待できる効果・通話内容を記録
・テレビ会議で背景をぼかせる
・簡単に画面共有
無料トライアルあり
月額無料
備考※プロ版はteamsとして提供

Google Meet (グーグルミート)

googlemeet
サービス名Google Meet (グーグルミート)
URLhttps://apps.google.com/intl/ja/meet/
種類Web会議ツール
特徴高品質のビデオ会議を誰でも無料で
登録企業非公開
期待できる効果・移動時間や費用の削減
・クリアの映像と音声
・英語の自動字幕起こし機能
無料トライアルあり
月額無料〜
備考※有料版は8$/月〜

Slack (スラック)

slack
サービス名Slack (スラック)
URLhttps://slack.com/
種類コミュニケーションツール
特徴チームワークと個人のタスク、どちらも 1 つのプラットフォームで。
すべてが Slack に集まるから、仕事が 1 か所で進みます。
登録企業8.5万社以上(有料プラン) ※全世界2019年実績
期待できる効果・どんな人との仕事も、もっとスムーズに
・必要な情報を必要な時に
・あらゆる規模のチームワークに
無料トライアルあり
月額無料〜
備考有料版は850円/月〜

Chatwork(チャットワーク)

chatwork
サービス名Chatwork
URLhttps://go.chatwork.com/ja/
種類コミュニケーションツール
特徴Chatworkはメール、電話、会議・訪問など仕事で必要なコミュニケーションを
より効率的にするビジネスチャットです。
登録企業32.1万社以上
期待できる効果・意思決定がスピードアップ
・業務効率がアップ
・社内コミュニケーションが活性化
無料トライアルあり
月額無料〜
備考有料版は500円/月〜

Cisco Webex Meetings

サービス名Cisco Webex Meetings
URLhttps://www.webex.com/ja/video-conferencing.html
種類Web会議ツール
特徴最高のビデオ会議とオンラインミーティングソフトウェア。
登録企業非公開
期待できる効果・移動時間の削減
・臨場感のあるミーティング
・安全に共同作業ができる
無料トライアルあり
月額無料〜
備考※有料版は1,490円/月〜

Whereby

whereby
サービス名Whereby
URLhttps://whereby.com/
種類Web会議ツール
特徴URLをクリックするだけのシンプルなテレビ会議
登録企業非公開
期待できる効果・簡単な操作
・100人まで無料
・レコーディング機能
無料トライアルあり
月額無料〜
備考※有料版は6.99$/月〜

まとめ

今回はオンライン商談について導入するメリットから注意点、ツール比較までまとめてみました。オンライン商談は相手先によって、ZOOMしかできない、Googleしか対応していないなどセキュリティやシステム的な理由で制限されるケースもありますので、柔軟に対応ができるようにある程度目を通しておくことをお勧めします。

便利な機能が多いので、色々な視点で新しい機能を試してみると良いでしょう。

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