LINEでチャットボットを使っている企業が最近多いですよね。
チャットボットを入れることでどのようなメリットがあるのかな?
通常のチャットボットはカスタマーサポートとしての位置付けが強いけど、
LINEだと「売上UP」としても使えることが多いんだ!
え!!チャットボットで売上UPができるんですか!?
なぜチャットボットで収益が上がるのか?
どのような仕組みでチャットボットで収益を上がるのでしょうか?
答えば「双方向のコミュニケーション」です。
一方通行のコミュニケーションから双方向のコミュニケーションへ
これまで売上UPの施策といえば、ネット広告やアフィリエイト、インフルエンサーマーケティングなどのデジタル施策が一般的です。これらの手法は昔からあるTVCMと変わらず、「いかにユーザーに欲しいと思ってもらえるか?」に注力してメッセージを届けています。
関係性でいうと、企業からユーザー側へ一方的にメッセージを送り、ユーザーが気になるような「キーワード」や「表現」の工夫を凝らしてきました。
そこにチャットボットが現れたことで、新しいユーザーとのコミュニケーション手段として認識されるようになりました。
ユーザーの発話に対してチャットボットの応対を分ける設定ができるため、
- 興味関心に合わせて訴求するコンテンツを変える
例)「ダイエット」ではなく、「健康的な体作り」に興味がある
⇨「体重が減る」より「魅力的な体づくり」を訴求する - ユーザーのアクティブ度合いによって配信頻度を変える
例)チャットボットをよく利用するユーザーは興味関心があるのでキャンペーン系の広告配信をもう少し増やしてみよう
などができるようになりました。
これまではユーザーが何を考えているのかなどは、直に聞くことができませんでしたが、チャットボットの登場によって可能になったのです。双方向のコミュニケーションにより「ユーザーにとって為になる情報」が強く意識されるようになりました。
ブランディングが確立しやすくなった
公式LINEを活用している多くの企業は自社の「スタンプ」や「オリジナルキャラクター」を活用していることが多いです。これまではイラストや短いCM動画内などでしかブランディングイメージを伝えるようなコミュニケーションは撮ることができませんでした。
チャットボットの登場により、より頻繁に企業とコミュニケーションを取る機会が増えました。
オリジナルキャラクターと雑談をしたり、お得な情報をキャラクターから教えてもらったりということで、自然とLINEでの内容がブランドイメージへとリンクしていくようになったのです。
より強制力のあるアプリ通知
多くのユーザーはLINEを友達や家族とのコミュニケーションツールとして利用しています。
通知があると、気になってLINEをみてしまいますよね?
企業からのプッシュ配信も同じように通知として現れるので、強制的に広告に触れる機会が多くなります。
よりユーザーの為になる情報を発信し続け、よいイメージのブランディングが確立できているような企業は、
これまで以上にユーザーに購入してもらえる機会が増えるので、売上UPにつながるケースが多くなります。
なるほど!
こういう理由なのですね。
Webやアプリでもチャットボットはあるけど、LINEのチャットボットも同じようなことができるのかな?
そうだね!
LINEも「AI機能」や「シナリオ(選択肢)」を利用することができるね!
プラスで外部ツールを使うことで、広告配信やLINE内での決済など色々できることが多いんだ。
LINEチャットボットでできること
チャットボットとはそもそも何?という方は【完全初心者向け】チャットボットとはどのようなサービス?の記事も参考にしてみてください。
デフォルトのLINE管理画面で利用できる機能
公式LINEアカウントを開設後に利用できる機能は下記2つがあります。
- 特定のキーワードに反応して、決まった返答をする機能
- ユーザーの発話内容によってAIが内容を判断して返答する機能
1.については単体だとそこまで使い道がない為、LINEのリッチメニューなどと組み合わて活用することが多いです。
※リッチメニューはLINE内で設定ができるメニューボタン
「アンケート診断」や「チャットボットで質問」などのようなメニューを設定し、ボタンを押すことでチャットボットがキーワードに反応して会話が開始するといった活用方法です。シンプルに設定が可能な為、多くの企業で利用されています。
外部ツールとの連携で利用できる機能
外部ツールもいくつかありますが、目的に応じて機能が分かれています。
- 問合せ削減目的なら「AIの精度が高い」チャットボットベンダー
- 売上向上目的なら「配信機能もついている」チャットボットベンダー
がおすすめです。
問合せ削減目的の場合は、チャットボットで期待できる7つの効果!導入前のポイントから削減シミュレーションまで紹介にもいくつか企業をまとめておりますので、参考にしてみてください。
大抵の機能はWebもLINEも変わらずに利用することができる機能になります。
売上向上目的の場合は、少し特色が異なり、チャットボットだけの機能だとほとんど成果が出ません。
その為、Zeals (ジールズ)などのような広告配信もできるようなベンダーを利用する必要があります。
サービスページに載っている下記のような機能が売上UPのためには必要機能となります。
- パーソナライズプッシュエンジン
- コンバージョン通知
- オートメーション配信
- 外部CRM連携
- レコメンド
- 広告/DMP連携
- ログインID連携
LINEチャットボットだと、広告配信やデータ連携周りの機能がより強いような印象がありますね!
そうなんだ。
なぜこういった機能が売上UPのために必要かわかるかい?
うーん、、
なんででしょう・・?
興味関心のあるユーザーにアプローチし続ける必要性
売上をあげようと思うと、「そのサービスがほしい!」と思う瞬間に立ち会う必要があります。
日常生活を思い浮かべてみると、欲しい!と思う瞬間は広告に触れている瞬間なのです。
お昼時の飲食店やデパートのウィンドウショッピング、スーパーのお買い物でついついお得に感じてしまうタイムセールなど全ては「広告」としてまとめることができます。
自分のお店(サービスサイト)に来たお客さんをLINEで友達になることで、いつでも連絡が取れるようになる。
元から興味がある人なので、LINEでお得な情報を流し続けることで購入してくれる確立が格段に向上します。
チャットボットを使って「双方向のコミュニケーション」が取れるのでこれまで以上にユーザーとの「信頼関係」を築くことができるので、あとは売り込み頻度を上げていく必要があります。
LINEでいう「売り込み頻度」は広告のプッシュ配信頻度になりますから、どんなユーザーにどのようなコンテンツをいつのタイミングで配信するかという設定ができた方が効果的にアプローチを取ることができます。
さきほどのZealsをはじめ、いくつか調べてみるとLINEの広告配信と連携したツールがありますので、売上向上を目指す場合はそのようなツールを選定して利用していく必要があります。
LINEでチャットボットを使うには?
LINEでの開設を済ませれば、すぐにチャットボットの設定を行うことができます。
それぞれ手順を確認しましょう。
LINEのアカウントを開設する
LINEでチャットボットを使うには、LINEのアカウントを開設する必要があります。
LINEのアカウント開設(無料)はこちらの公式サイトから行うことができます。
プランがフリープラン(無料)〜スタンダードプラン(15,000円/月)まで分かれていますが最初はフリープランでテスト的に利用してみることをおすすめします。
あいさつメッセージの登録を行う
友達追加した時に自動送信されるメッセージです。
ホーム>あいさつメッセージから登録することができます。
応答メッセージを設定する
特定のキーワードに対して自動で応答するメッセージです。
ホーム>応答メッセージから登録することができます。
AI応答メッセージの設定
ユーザーの発話に対してAIが内容を判断してメッセージを返答することができます。
・設定>応答設定>詳細設定>応答方法を「スマートチャット」へ変更
・ホーム>AI応答メッセージで業種、メッセージを登録
以上でチャットボットの設定は完了です。
外部ベンダーを利用する場合は「Messaging API」を利用する必要があるため、各チャットボットベンダーへ確認しておきましょう。
LINEチャットボットを使っている企業例
いくつか代表的な利用例をまとめましたので、実際にLINEで調べて使ってみてくだい。
新規獲得が目的から満足度向上まで様々な目的で活用されています。
よく注意してみるとシステム連携を行なっている企業とそうでない企業が分かれており、ユーザー視点で見た時の使いやすさの違いに驚くでしょう。
良い企業はベンチマークして自社にも取り入れられる要素がないかを検討してみてください。
中部電力ミライズ | 電気やガスの新規顧客の増加を目的 |
湘南ゼミナール | 悩みにあった適切な紹介をすることで新規顧客獲得を目的 |
仙台銀行 | 診断コンテンツをフックに新規獲得を目的 |
ライフネット生命 | 診断や見積もりをフックに新規獲得を目的 |
ヤマト運輸 | お届け予定メッセージやご不在連絡などによるUX向上・業務効率化を目的 |
LOHACOマナミさん | 注文後の質問について自動応答し、問合せ削減を目的 |
ユニクロ | 注文キャンセル、返品などの問合せに自動対応し、問合せ削減を目的 |
ソニー | 製品に関するお問合せを対応し、ユーザーサポートの満足度UPを目的 |
食べログ | 飲食店の検索や予約、予約内容の確認ができ、UXの向上を目的 |
アットホーム | 近くの物件や不動産を確認し、担当スタッフともコミュニケーションが取れ売上PUを目的 |
ローソン | 雑談や近くの店舗を確認でき、売上機会の向上を目的 |
JR東日本 | 運行情報の確認や忘れ物の問合せも可能で、ユーザーサポートの満足度UPを目的 |
導入事例について詳しく知りたいという方は【見なきゃ損!】チャットボットの事例を22種(リサーチ10時間分)を無料提供で10時間分のリサーチ結果を提供していますので、参考にしてみてください。
また、【無料配布】チャットボット19社の比較シートを使って効率よく導入を進めようで19社分の比較シートを無償で提供していますので、是非ダウンロードしてみてください。
LINEを活用したチャットコマースではZealsが有名です。詳しくZealsについて知りたい方はこちら【効果は良い?】Zeals(ジールス)の特徴から口コミまで無料レポートを公開!を参考にしてみてください。
まとめ
今回はLINEのチャットボットについて売上目的で利用が可能な仕組みから事例まで幅広く紹介しました。
チャットボットでも様々な種類があり、活用パターンも多岐に渡っていることが確認できたのではないでしょうか?
チャットボットは導入自体は簡単ですが、成果を出せるかどうかは導入前の準備段階で変わってきます。
なんのために、チャットボットを導入したいのか、そのためにはどういった機能が必要なのか、どういう企業を目指してLINEを活用していきたいのかなど事前準備を整えてから着手していくことをお勧めします。