「KARAKURI (以下、カラクリ)のチャットボットってどんな特徴があるの?口コミ評価は良いの?」と気になっているあなたの疑問に答えます。
多くの記事では良いメリットばかりを比較記事で掲載していますが、本記事ではネガティブな口コミ評価にも着目し、総合的に評価してもらえるように意識しています。
カラクリのチャットボットを導入しようか検討している方は、参考として読んでみてください。
本記事の内容
- カラクリのチャットボットの特徴は”事前チューニング”
- 口コミでは「直感的に操作ができるUI」が評価
- 一方で「一括処理などの操作はできない」のが課題ポイント
- 導入している企業はどこか?
この記事を記載している私は、大手IT企業でAIを活用したサービス開発を行っており、チャットボットを特に専門分野としています。
チャットボットの裏側を把握しているからこその視点で、分かりやすく説明していきます。
メリット点、デメリット点をそれぞれ把握した上で、失敗しない導入を進めていきましょう。
サービス名 | KARAKURI (カラクリ) |
会社名 | カラクリ株式会社 |
住所 | 〒104-0045 東京都中央区築地2丁目7−3 CAMEL 築地2 5F |
電話番号 | – |
設立 | 2016年10月3日 |
URL | https://karakuri.ai/ |
料金 | 非公開 |
カテゴリ | コスト削減 |
そもそもチャットボットって何のこと?という方は【完全初心者向け】チャットボットとはどのようなサービス?の記事から読んでみてください。
カラクリのチャットボットの特徴
特徴は”事前チューニング”による正答率の保証
カラクリの特徴の1つとして”正答率”を事前のチューニングで向上させておくというものがあります。
正答率というのは、簡単にいうと「チャットボットに回答が登録してある中で、正しくユーザーへ回答を出すことができた割合」のことです。
例えば、「料金はいくら?」と質問した時に「月額料金は10万円〜です」ときちんと答えることができれば、正答と判断し、反対に「事例はここから見れます」などのように検討違いな回答の場合は、間違いと判断します。
事前に想定されそうな質問のパターンに答えられるように、データベースへ追加登録することで、チャットボットが回答できるようになります。
昔は”正答率95%”を謳い文句にしていた
現在は変わってしまいましたが、少し前までは「正答率95%以上」を謳い文句にしていました。
この数字のカラクリをお伝えすると、”ユーザー公開前”での社内チェック段階での正答率を95%と保証しているだけで、”ユーザー公開後”の正答率95%を保証しているわけではないという点があります。
ただ、多くのチャットボットが事前チェックでも品質保証という点が可視化しづらかったことに対して、独自の社内チェックで”正答率95%”を保証するという考えは、導入検討企業からは高い評価を受けていました。
搭載している機能
ホームページからの情報だけになりますが、まとめます。
- AI搭載 ◯
- 複数チャネル対応 ◯
- 有人チャット機能 ×
- システム連携 ◯
- 分析機能 ◯
- 他言語対応 非公開
- ポップアップ機能 非公開
- 運用代行 ×
- 分析・レポート対応 ◯
口コミ評価
「直感的に操作ができるUI」が評価されている
カラクリのチャットボットは画面ツールを提供し、その画面上で自由にチャットボットを作成することができるというサービスです。
画面の操作性は使い勝手という点では非常に重要なポイントです。
より複雑な機能を搭載しているようなチャットボットの場合はマニュアルを読んでも使いこなせないことがあるのですが、カラクリの場合はシンプルなUI設計のため、多くの導入ユーザーから評価を得ているようです。
良い口コミ
カラクリ様の良さは、その圧倒的なとっつきやすさのユーザーインターフェースです。 システムに強くないど素人であっても、感覚的に利用できる、簡単な操作性にあります。
・質問パターンを調整することにより、入力に対する適切な回答の出し分けの設定が容易です。
・UIが直感的でわかりやすいため、Newメンバーがチームに入った際の業務研修が非常にスムーズです。
・お客さまに見えるUIでは、プルダウンでの選択式や回答のシナリオ設定など、詳細な設定ができるため最適な見せ方を検討することができ、便利です。
・チャットログの保存期間に制限がない点
・理由:遡って確認できるので助かります。・トレーニングしながら回答文の修正ができる点
・理由:素早く反映できるので高効率です。・会話カードの一括編集でテキスト置換や公開・非公開などが可能な点
・理由:一括編集で対応時間短縮ができ便利です。
一方で一括処理はできないとのコメントも
一方で改善して欲しい点として一括処理に関するコメントがいくつか見受けら得れました。チャットボットでは多くのQ&Aを登録してあったり、さまざまな質問パターンに回答できるように多くの情報が登録されています。
一括処理ができるようになると工数削減に繋がるので、ここの点は引き続き機能リリースをウォッチングしていくと良いでしょう。
改善の口コミ
時間によるだし分け機能があればと思います。※朝ならおはようございます、昼ならこんにちは と言い換えられるような仕組み
「質問パターン」の削除が少ししづらいと感じます。たとえば質問パターンの表示をチェックボックスで選択できるような列を追加し、「削除したい質問パターンを一括で選択」 -> 「選択した複数の質問パターンをワンクリックで一括削除」という機能が実装されれば、作業の手間が大幅に削減でき非常に嬉しいです。
・トレーニングページ
・「残り」や「保留」を含む各ラベルの質問一覧にて、複数選択して他のラベルへの移動や破棄ができるようにしてほしい
・理由:一つ一つ開いて操作する作業を省くため・ダウンロードページ
・対象期間を任意に指定できるようにしてほしい
・理由:例えば、週次は月曜~日曜以外の区切りで抽出したいため
導入している企業はどこか?
幅広い業界で利用されている
- mercari
- WOWOW
- SBI証券
- GMO
- 三井ダイレクト損保
- RING BELL
- ぐるなび
- nissen
- エン・ジャパン
- プレミアムウォーター
- レアジョブ
- ストライプインターナショナル
- エウレカ
- ユニクエスト
- ショップエアライン
- pixiv
- GMOメディア
nissenでは15%の問合せ対応を削減
- 課題
- 労働集約型のカスタマーサポート体制から脱却したかった
- 人材不足をカバーするため自動化、セルフサービス化したかった
- 労働集約型のカスタマーサポート体制から脱却したかった
- 導入理由
- 社内で運用が完結でき、PDCAを回していくことが可能だった
- カラクリにAIエンジンを成長させていくビジョン・探求心があった
- 社内で運用が完結でき、PDCAを回していくことが可能だった
- 導入効果
- 全問い合わせの15%を「KARAKURI」で解決できるようになった
- 既存チャネルでは顕在化していなかった顧客ニーズに気づけた
- 全問い合わせの15%を「KARAKURI」で解決できるようになった
エン・ジャパンでは発注率は約3倍の増加
- 課題
- 電話に次ぐ第2カスタマーサポートチャネルを設けたい
- 今までとは違う顧客層にアクセスしたい
- 電話に次ぐ第2カスタマーサポートチャネルを設けたい
- 導入理由
- KARTEとの親和性が高かった
- カラクリのスピードある対応に好感を持った
- KARTEとの親和性が高かった
- 導入効果
- 「KARAKURI chatbot」とのCSチャネル拡大で有料オプション問い合わせ数は7.5倍に、発注率は約3倍に増加
- 最盛期8名にもなった入電対応メンバーが4名に収束
- 「KARAKURI chatbot」とのCSチャネル拡大で有料オプション問い合わせ数は7.5倍に、発注率は約3倍に増加
mercariでは24時間対応
- 課題
- 出品や購入に関する疑問・質問を即時解決したい
- 問い合わせの24時間対応を実現したい
- 出品や購入に関する疑問・質問を即時解決したい
- 導入理由
- カラクリはAIチャットボット分野での第一人者
- 「メルカリ」での最適な提供法を考える対応力の高さを評価
- カラクリはAIチャットボット分野での第一人者
- 導入効果
- 問い合わせの24時間対応を実現
- 収集データ分析でCSチャネルのさらなる拡充に役立てるPDCAを確立
- 顧客の声の変化を迅速に察知し、先手必勝のCSを提供
- 明文化しづらいtipsの掲載先としてもチャットボットが活躍
- 問い合わせの24時間対応を実現
まとめ
今回はカラクリのチャットボットについて特徴や口コミ評価についてまとめました。本記事の内容について改めてまとめます。
- カラクリのチャットボットの特徴は”事前チューニング”
- 口コミでは「直感的に操作ができるUI」が評価
- 一方で「一括処理などの操作はできない」のが課題ポイント
- 幅広い業界の企業が導入している
他のチャットボットについても気になるという方は【無料配布】チャットボット19社の比較シートを使って効率よく導入を進めようを参考にしてみてください。
また、もう少し業界事例について知りたいという方は【見なきゃ損!】チャットボットの事例を22種(リサーチ10時間分)を無料提供で10時間分のリサーチ結果を無償提供していますので、参考にしてみてください。
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