「HiTTO(ヒット) (以下、HiTTO)のチャットボットってどんな特徴があるの?口コミ評価は良いの?」と気になっているあなたの疑問に答えます。
多くの記事では良いメリットばかりを比較記事で掲載していますが、本記事ではネガティブな口コミ評価にも着目し、総合的に評価してもらえるように意識しています。
HiTTOのチャットボットを導入しようか検討している方は、参考として読んでみてください。
本記事の内容
- HiTTOの特徴は人事・労務型に特化していること
- よくある質問は登録済みで回答を変更するだけでOK
- 満足度90%以上の安心のサポート体制
この記事を記載している私は、大手IT企業でAIを活用したサービス開発を行っており、チャットボットを特に専門分野としています。
チャットボットの裏側を把握しているからこその視点で、分かりやすく説明していきます。
メリット点、デメリット点をそれぞれ把握した上で、失敗しない導入を進めていきましょう。
サービス名 | hitTO(ヒット) |
会社名 | HiTTO株式会社 |
住所 | 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F |
電話番号 | 03-6273-7372 |
設立 | 2006年3月31日 |
URL | https://hitto.jp/ |
料金 | 非公開 |
そもそもチャットボットって何のこと?という方は【完全初心者向け】チャットボットとはどのようなサービス?の記事から読んでみてください。
HiTTOの特徴
人事・労務型に特化した学習済みAIを使用
HiTTOは人事や労務関係の問合せ削減で大きな効果を発揮できるAI型のチャットボットです。
HiTTOでは人事・労務型のQ&Aを事前にAIが学習している「特化型AI」を提供しているためです。
通常は日本語の学習のみで、会社やサービスに導入してからAIに学習させていくというスタイルが多い中、HiTTOでは提供する前の段階から人事や労務に関する問合せを学習させているようです。
そのため、通常のチャットボットと比べて人事や労務に関する問合せには精度高く対応することが可能です。
なぜ学習済みAIだと効果が出やすいのか?
学習済みAIの場合は、予め想定される「問合せ」が登録されているため、キーワードで検索ヒットしやすいためです。
例えば「お休みを申請したい」場合でも、「有給を取得したい。午後休暇を申請したい。夏季休暇を取得したい。」など、人や会社によって様々な言い方をします。
学習前のAIでは、これらの言葉が同じ「休みについて意味している」ということを理解していないため、それぞれ別の意味として受け取ってしまい、「回答が見つかりません。」や全く別の回答を案内してしまうといったことが起こります。
簡単に利用開始ができる仕組み
これまでFAQなどのナレッジを利用していない企業は最適
HiTTOではFAQなどのナレッジシステムを利用していない企業にとって最適です。
時間のかかるチャットボットの設計工数を大幅に短縮してローンチできる仕組みがあるためです。
通常はゼロの状態から自分たちでよくある質問やヘルプページに登録してあるQ&Aの内容などをチャットボットへ登録していきます。ただ、これまで電話やメールだけで対応をしていた場合は、どこにもナレッジとしてまとまっていません。
HiTTOの場合は、最初から勤怠管理や経費精算、福利厚生など人事や労務に関する質問について約1,000件の回答と質問パターンが登録されています。
そのため、利用したい回答だけ選択して、自分の会社に合わせた回答に修正するだけで簡単に利用を開始することができます。
満足度90%超えの安心のサポート体制
HiTTOのプレミアムサポートではサポートを受けることができる
チャットボットを提供している企業では、設計から導入支援、導入後の運用サポートまで行なっている企業と、そうでない企業に分かれます。
HiTTOの場合はプランによってサポートを受けることが可能なようです。
専任のカスタマーサポートが担当として着くため、導入までのサポートから導入後のサポートを受けることができます。
導入で挫折してしまう企業が多いので、安心して進めていくことができます。
搭載している機能
※2021年11月時点でHP記載の情報からまとめています。
- AI搭載 ◯
- 複数チャネル対応 非公開
- 有人チャット機能 ×
- システム連携 非公開
- 分析機能 ◯
- 他言語対応 非公開
- ポップアップ機能 非公開
- 運用代行 ×
- 分析・レポート対応 ×
良い口コミ評価
登録できる質問の種類が豊富だった点です。休暇の申請の仕方や部署が異動になった際の手続きの仕方など、あらゆる種類の質問の回答を登録できたのでありがたかったです。
FAQなどのよくある問い合わせには自動返信で対応でき、顧客の問い合わせを取得していけました。そのため、問い合わせ対応にかける有人対応を減らし、その分、他の仕事を手厚くすることができました。
サポート体制が充実しているので、導入した後でも社内共有に関しては専門の方から使用方法までレクチャーを受けることができます。出張やテレワークの社員でも瞬時に情報共有が可能です。
辛口の口コミ評価
オプションを追加する際に別途高額な費用がかかったことです。チャットボットの精度を向上させられるオプションを追加しようとしたのですが、数十万円の追加料金を支払わなければなりませんでした。またその他のオプションでも安くて数万円単位での追加料金が必要となり、オプションをなかなか気軽に追加できず不便さを感じました。
ちょっと複雑な質問をされたり、独特の言い回しをされたりすると正しい返答ができなくなることが目立ちました。「このキーワードであればこの回答をする」などの「ヒット率」を上げることでより効果的な自動返信ができると思うので、改善を期待します。
利用コストがどうしても高くなってしまうことです。機能性としては他社と比較しても充分すぎるのですが、人数が少ない会社だと一人あたりにかかるコストとしてはかなり割高になってしまいます。その為、自社では半年ほど使用しましたが、費用対効果も考えて他社に乗り換えました。
導入している企業はどこか?
様々な業界で導入されており、多くが人事や労務の部署で導入しているようです。
- 株式会社建設技術研究所
- 日本特殊陶業株式会社
- ワタミ株式会社
- 日本工営株式会社
- トールエクスプレスジャパン株式会社
- 株式会社神戸製鋼所
- メタウォーター株式会社
- 株式会社 イトーヨーカ堂
- ホクト株式会社
- 三菱HCキャピタル株式会社
導入事例
三菱HCキャピタル株式会社
- 課題
- 社内の問い合わせ対応にかかる時間を削減したいというニーズ
- 情報システム部と日常的に問い合わせを受けることが多い人事部が協働でAIチャットボットの導入検討
- 社内の問い合わせ対応にかかる時間を削減したいというニーズ
- 導入理由
- 画面の見やすさや操作性も優れていると社員からの評価が高い
- サポート体制も安心だった
- 画面の見やすさや操作性も優れていると社員からの評価が高い
- 導入効果
- 年末調整など全社員に関連する業務の際は1週間で2000件以上の問い合わせを対応
- 給与、賞与、手当など人事部に直接は聞きづらい内容もクッションとなって多く利用
- 年末調整など全社員に関連する業務の際は1週間で2000件以上の問い合わせを対応
パシフィックコンサルタンツ株式会社
- 課題
- テレワークなどの働き方改革への対応
- 24時間365日いつでもどこでも聞ける体制へ
- テレワークなどの働き方改革への対応
- 導入理由
- 管理画面の操作性の高さ
- 管理画面の操作性の高さ
- 導入効果
- 自分が聞きたい時に質問ができて、瞬間的に回答が返ってくるようになったので、問合せに割く時間が減った
株式会社ベルク
- 課題
- 業務効率化の一環として、IT化を進めていく中でiPadなどのデバイスを全店舗に導入したが、利用についての問合せが増加
- その問合せ対応削減を目的として導入を検討
- 業務効率化の一環として、IT化を進めていく中でiPadなどのデバイスを全店舗に導入したが、利用についての問合せが増加
- 導入理由
- 社内利用に特化したAIチャットボットであること
- 店舗の現場スタッフでも直感的に使える操作性
- 導入から運用までの充実したサポート体制
- 社内利用に特化したAIチャットボットであること
- 導入効果
- 毎日40件ほどあった問い合わせが半減
- 本業に必要なデータが蓄積され、業務改善に活かせた
- 毎日40件ほどあった問い合わせが半減
まとめ
今回はHiTTOのチャットボットについて特徴や口コミ評価をまとめました。本記事の内容について改めてまとめます。
- HiTTOの特徴は人事・労務型に特化していること
- よくある質問は登録済みで回答を変更するだけでOK
- 満足度90%以上の安心のサポート体制
- 口コミや事例では「画面の操作性」が評価
他のチャットボットについても気になるという方は【無料配布】チャットボット19社の比較シートを使って効率よく導入を進めようを参考にしてみてください。
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