「手早く費用や特徴などの比較シートを作成したい。どの会社から提案を受ければ良いか厳選する方法を知りたい。失敗しない導入フローを知りたい。」といった疑問に答えます。
多くの記事ではブログ上での比較を掲載していますが、本記事では比較シートをExcelで無料配布しています。比較シートを作成する以上に重要なことを理解してもらえるよう、なるべく不要な工数を削減してもらうためです。
これからチャットボットの導入を検討している方は、失敗しないための方法として読んでみてください。
本記事の内容
- 今回比較する厳選19社の一覧
- 比較シートを元にヒアリングすべき理由
- 最低3社〜最大5社までの間で提案を受けることをオススメする理由
- 導入までのざっくりとしたスケジュール
- 失敗したいためには導入目的をはっきりさせるべき理由
この記事を記載している私は、大手IT企業でAIを活用したサービス開発を行っており、チャットボットを特に専門分野としています。
比較系のサイトの場合は網羅性を重要視する傾向が強いですが、本記事では導入を検討している方の効率を重要視しています。
厳選した企業の比較シートを元に効率よく、失敗しない導入を進めていきましょう。
比較シートにまとめた19社一覧
サービス実績が豊富な19社
今回比較するチャットボットツールは以下の19個のサービスです。チャットボットは一時期100社以上のベンダーがいると言われていましたが、今では淘汰されて残っているサービスは調査すると一度は目にするようなところばかりです。
チャットボットとはそもそも何のこと?という方は【完全初心者向け】チャットボットとはどのようなサービス?にまとめていますので、参考にしてみてください。
最新のInstagramを活用したチャットボット事例について知りたい方は【最新レポート】チャットボットを活用した最新のInstagramマーケティング施策とは?を参考にしてみてください。
- KARAKURI (カラクリ)
- hitTO(ヒット)
- AI Messenger Chatbot (エーアイメッセンジャー)
- チャットプラス
- MOBI BOT (モビボット)
- チャットディーラー
- hitobo (ヒトボ)
- サポートチャットボット
- sinclo (シンクロ)
- hachidori (ハチドリ)
- OKBIZ. for AI Chatbot (オウケイビズ)
- zendesk chat (ゼンデスクチャット)
- chamo (チャモ)
- sAI Chat (サイチャット)
- Cogmo Attend (コグモ・アテンド)
- PEP (ペップ)
- BOTCHAN
- qualva
- Zeals
比較シートにまとめている項目
今回比較シートにまとめている項目は以下の21項目です。この量を記事としてまとめるにはあまりに情報量が多く、見づらくなってしまうため、Excelの資料でお渡しすることにしました。
- サービス名
- 会社名
- 住所
- 電話番号
- 設立
- URL
- 料金
- カテゴリ
- AI搭載
- 複数チャネル対応
- 有人チャット機能
- システム連携
- 分析機能
- 他言語対応
- ポップアップ機能
- 運用代行
- 分析・レポート対応
- 口コミ評価
- 口コミ評価数
- 良い口コミ最大3つ
- 改善口コミ最大3つ
比較シートはこちらからダウンロード
今回まとめた比較シートはこちらから無料でダウンロードしていただけます。クリックするとそのままダウンロードがスタートします。このワードプレスに直接アップしていますので、何か怪しいサイト経由させるとかそんなことはしていません。あくまで”このサイトに来て閲覧していただいたことに対する価値”として無料で提供しています。
【無料配布】厳選19社のチャットボット比較シート
チャットボットはこの比較シートを元にヒアリングすべき
業界的に料金が非公開で価格変動しているところが多い
【無料配布】厳選19社のチャットボット比較シート
まずは上記の比較シートをダウンロードしてみてください。こちらに必要な情報をまとめていますが、この業界的に料金を非開示にしている企業が大半です。
また、変化が激しい業界でもあるため、搭載している機能の拡充や新サービスの提供をしている企業も少なくありません。
そのため、まずはベースの比較シートを元にサービス資料や見積もりの問合せを行い、最新の比較シートへ仕上げていきましょう。
ポジティブな点だけでなく、ネガティブな点も漏れなく確認できる
大半の企業はポジティブな面しか営業担当者から聞くことはできません。自分の会社のネガティブな点を話すと導入されない可能性が高くなるので、うまく話をそらして聞きたい回答を聞くことは難しいでしょう。
そこで役立つものが既に導入を決めた先人たちの口コミ評価です。今回の比較シートの記事では評価の良い点も悪い点もまとめて記載をしています。
チャットボットを導入する目的によっては気にならないデメリットもあれば、見過ごせないデメリットもあります。事前にどのサービスにするかの検討をつける際にもメリット、デメリットを総合的に判断しておきましょう。
最低3社〜多くて5社までで提案を受けることをオススメする理由
企業によって強みとなる点が異なる
チャットボットは大きく活用される目的が
- ユーザー満足度の向上
- コスト削減
- 売上向上
の3点に分かれます。コスト削減の場合は幅広い問合せに対応することで人件費を抑えることが求められるため、AIが搭載されているチャットボットが必要です。
一方で、売上向上の場合はそこまで複雑な問合せに対応できなくても問題ありません。代わりにECサイトやLPからユーザーの離脱を防げるようなポップアップのような機能が必要です。
企業によってコスト削減のための機能や性能に強みを持っているところや、売上拡大のためのマーケティング施策に強みを持っているところと様々です。
そのため最低3社から5社は問合せをしてみることをオススメします。
チャットボットの導入によって得られるメリットはチャットボット導入で得られる6つのメリットとは?短期・中長期で得られる効果が異なるで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
営業担当の人柄を見ることができ、合う合わないを判断できる
チャットボットは導入経験者でない限りは、利用開始まで時間がかかります。
チャットボットの設計からサポートしてくれる企業もあれば、あまりサポートは手厚くない企業もあります。
少なからずエンジニア的な知識が必要な場面が発生しますので、もし自分の会社内で詳しい人がいない場合はサポートを求めることが必要です。
その際に頼りにできるかどうかを営業担当者の人柄をみて事前に判断しておきましょう。
導入までのざっくりとしたスケジュール
検討から導入までは2ステップで考えておきましょう。
- ステップ1:導入検討〜導入決定まで
- ステップ2:導入決定からサービス開始まで
ステップ1:導入検討〜導入決定まで
- 現状を可視化し、導入目的をはっきりさせる
- サービス資料や見積もりを問合せをし、比較シートへ入力
- 3社〜5社を選定し、サービス紹介を受け、提案日を決定
- 提案された情報を比較し、1社を選定
導入検討から導入決定までは最低でも1ヶ月〜2ヶ月ほどの期間を見込んでおく必要があります。
まず最初に行うべきは、比較シートを元に3社〜5社まで選定できる状態になるように情報を集めていくことです。
前提として導入目的によって比較すべき機能や費用相場が異なるため、「なぜ、導入したいのか?」「導入することで何を解決したいのか?」を考えてまとめておくことが大切です。
ステップ2:導入決定からサービス開始まで
- 申込書や秘密保持契約などの必要手続きを実施
- 設計に必要なデータの準備
- 管理画面のマニュアル説明のレクチャー
- 会話シナリオやFAQ(Q&A)の作成作業
- 表示や動作テスト
- チャットボットをローンチ
- データを分析しながら会話シナリオや登録FAQを調整
導入決定後は実際にチャットボットの中身を設計する工数が一番かかります。導入決定で選定した企業によっては設計作業をまるまる代行してくれるところもあります。
設計作業はノウハウや利用経験がない限り、手こずりますので、サポートがサポートが手厚い企業を選定しておけると良いでしょう。
失敗しないためには導入したい目的をはっきりさせること
目的によって必要な機能が異なる
「チャットボットを導入後にあまり効果が得られなかった。必要な機能が搭載されていなかった。」ということになる企業が少なからずいます。
それは導入選定時に「なぜ導入したいのか?」をはっきりとさせていないことが原因です。
なんとなく上司から言われてチャットボットのサービスを選定したけど、「導入してから何をすれば良いのか?、効果があったのかどうかをどう判断したら良いのか?」が分からないという状態に繋がります。
目的によって必要な機能が異なりますので、手間に感じますがしっかりと目的を明確にしておきましょう。
提案を受ける際に、より具体的な話を聞くことができる
厳選した企業から実際にサービス紹介や提案を受ける際に、似たような業界や企業の事例を聞くことができます。
導入したい目的がはっきりしていれば、成功事例や選ぶべきポイント、どのような効果が得られたのかなど教えてくれる企業が大半です。
事前に目的を明確にすることで、導入後に役立つノウハウを学んでおくことができます。
失敗しないためには既に先人たちが失敗した例を学んでおくのがオススメです。導入前に見ておきたい!チャットボットでよくある失敗例9選で先人たちの失敗例を紹介しています。
まとめ
今回はチャットボットの導入検討の流れや決めておくべきことについて紹介しました。本記事の内容について改めてまとめます。
- 比較シートを使って料金やメリット・デメリットなど総合的に判断できるようにすることがオススメ
- 強みがことなるので、最低3社〜5社から提案を受けることがオススメ
- 導入前には「なぜ導入したいのか?」をはっきりさせておくことが必要
もう少しチャットボットについて詳しく知りたいという方は【完全初心者向け】チャットボットとはどのようなサービス?を参考にしてみてください。
また、「有料のサービスではなく無料で開発したい」という方はGoogleが提供しているDialogFlowというツールを使って作成することができますので、無料で作れるチャットボットの作り方!高性能の「AI」が無料で使えるツールを紹介を参考にしてみてください。